今回読了したのは沢野ひとしの「僕はやっぱり山と人が好き」です。この本は対談集ですね。もとは『山と渓谷』という雑誌に掲載されたものを一冊の本にした、それの文庫本版ですね。
この文庫本は平成七年七月の初刷り本です。と、いうことはずいぶんと昔の話になるのですが、それはそれで歴史を感じます。単行本のほうは1987年11月に出たようです。
と、いうのも、僕自身ついこの間「神々の山巓」を読了しましたが、その中で羽生とか長谷が出てくるのですが、この本の中においては羽生のエピソードモデルは森田勝、長谷のエピソードモデルはは長谷川恒男になっています。
そして、今回対談した人の何名かは彼らとザイルパートナーとなったり、谷川岳を登ったり、一緒にエベレストを目指した人物がゲストとして登場しており、ずいぶんと濃い内容の対談集になっています。
対談のゲストのみなさんはなんだかんだ山にかかわっているひとが登場し、楽しい世界、濃い世界を醸し出していて、読了した本の順番からしても、この本は「神々のいただき」のあとに読んでよかったなぁ。と、思ったのであります。
今となってはずいぶんと古い本ですが、楽しい一冊なのであります。
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