この本は本当に熱くなれますね。椎名誠「麦の道」。彼が高校に入学した一年生のころを描いた私小説ちっくな物語です。
あとがきと解説もまた面白いので、本編を読んだあとにじっくりと読んでみたい。と、いう感じです。
僕自身、著者のような高校生活を送ってきたか?と聞かれれば決してそんなことはないのですが、”殴り合い” の前後にはやはり共感する部分があります。今でも道を歩いているそーなる気持ちがあるのですが、最近はすっかりとおっさんと化したのでもっと丸く生きよう。などと思っているんですけどね;-)。
著書はこの辺りから二十歳までの私小説系な物語はけっこうあちこちに書いていますね。例えば僕の好きな「ハマボウフウの花や風」は”桜井”が登場してくるし、まだここに掲載していない、本棚にある本の数冊には”チョウジ”が登場してくるし。
中学・高校の同級生というのはいつまで経っても仲の良い、すがすがしい仲間なのでしょうなぁ。
読み応え十分な、そして熱くなれる一冊です;-)。
菜の花物語。
本棚を整理しようカテゴリです。今回読み終わった本は椎名誠の「菜の花物語」。あとが…
[…] 「麦の道」「ハマボウフウの海や風」なんかもスピンオフというか、より詳細に書きなおしたリメーク本とでも言えば良いのか。中々読み応えがあります。 […]