今回読了したのは椎名誠の「くじらの朝がえり」です。ゴールデンウィークをはさんでの読了になるのですが、書かれている内容は毎週の雑誌の中の一話なのでちょっとした時間切れても特に問題なく読み進むことができました。
新宿赤マント系の本ですが、この本はちょうど10冊目になるようです。
赤マント系も随分と継続していますねぇ。とか言いつつ、この本が出たのは2000年03月だそうで、今は2015年です。更に継続してこの本のシリーズもじゃんじゃん出ているのでしょうなぁ。
さて。ちょっと前に「飛ぶ男、噛む女」という本を読了して読者(それはつまりこのブログのエントリを書いている人のとこでありますね)は頭がこんがらがり『著者は大丈夫かぁ?』など多少なりとも心配してしまったのですが、今回、この「くじらの朝がえり」を読んでみて一安心。と、いうか、あぁ。なるほどね。やっぱり狙って書いたのね。と、うなづかせてくれました;-)。
と、いうのも、本書の中でときどき『今非常にややこしい本を書いている。』とか『森を見ると飛び降りたくなる。』とか、随所に「飛ぶ男、噛む女」に関するネタが散りばめられているので、それを読んだときに『あ。こないだ読了した本と書いている時期が大体一緒なのね。』などと、状況が読み取れるんですね。
本棚からたまたま手に取った本が、前回読んで頭がこんがらがってしまった本を書いている時期に同時進行で進んでいたのね。と、いう、非常に偶然が重なった一冊だったのであります。
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