『本棚を整理しよう』カテゴリです。前回の本は二日で読了したので、すぐさま新たしいのを本棚から取り出しました。今回読了したのは「怪しい探検隊不思議島へ行く」です。あや探シリーズの三冊目になります。
この本は週刊宝石に掲載されていたものが一冊の本になってあや探シリーズとして出した。と、著者も単行本版あとがきで書いています。本来のシリーズものとはちょっと違っていますが、解説の三島悟氏によると、いやはや隊に突入する前の本当に最後の東ケト会の雰囲気が残っている本である。とのことです。
本のタイトルどおり、日本の色々な島に行っているのですが、僕が気になったのは以下の三つ。
千葉県の勝山にある、浮島。ここは最近ヤリイカ釣りに行くときに利用する船宿がある港の先にある島なんですよねぇ。なので、勝山港から船が出ると『なるほどねー。あの島なのねぇ。』などと、実際にじっくりと、港から出た船から眺めることができるのであります。
二番目は瀬戸内海の、由利島。これは、文中に写真があったり、沢野ひとし氏の挿絵があるのですが、もうぴーんっ!! と来ますね。『あ。ダッシュ島だ。』と。なるほど。確かにダッシュ島のようですね。テレビで無人島を開拓するはるか前に著者は電話をかけに、わざわざこの島に行っているんですね。ふむ。
でもって三っ目の島は根室の先のハボマイの国境の、イソシモリ島。僕は島には行ってはないですが去年根室半島には訪れているので、著者及び一緒に行った人が感じたような”北方領土”の雰囲気というか、根室半島に行ったことがある人の(多分)誰もが思う心境というのがそこはかとなく解るのでありました。
普段からアウトドア、それも東ケト会の頃のような、ちゃんとした装備ではない、そして、野宿好きな僕にとって、このシリーズは中々思い白いですね。
このあと、あや探シリーズはいやはや隊系にズズズとのめり込んでいくのかな? 文庫本版もそろそろ尽きるかな?確か「怪しい探検隊アフリカ乱入」はハードブックで買った記憶があるのだが・・。
あとでもう一度本棚を眺めてみよう。
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