ふぅ。この本は、読むのにずいぶん苦労した・・。
本棚を整理しよう カテゴリネタです。今読んだ本は椎名誠の「蚊」。非常に短いタイトルの本です。彼の初期の頃の本で、読むのがこれまた大変すぎです・・。orz。
一番最初の「真実の焼きうどん」とこの本のタイトルである「蚊」は似たような文体でのらりくらとしています。もう読むのが苦痛で仕方がない・・。orz。
そして更に「蚊」のほうは改行が全くない。以下は128ページなのですが・・。
まぁ、こんな見開きが7ページも続いたら読むのがイヤになってしまいますね。ってーか、あだち充は見習って欲しいみたいな;-P。
しかし、そんな中にもキラリと光る物語などがあるものでして。例えば「海をみにいく」などは前回のエントリで書いた「ハマボウフウの花や風。」の原型となった物語だったりします。また、「よろこびの渦巻き」は彼得意の超常現象的な文体でありながら、それでいて椎名家の朝の食卓の一コマ。って感じが読み取れます。
彼の初期から中期にさしかかる部分の作品であるこの本は、読むのが苦痛になることもありますが、シーナワールドを垣間見ることができる非常に面白い一冊にまとまっていると思います。
今回は文庫本の最後にあるような「解説」風にまとめてみました;-)。
最近のコメント