椎名誠の探検モノ、旅系の本です。「砂の海」。
以前に読んだ「地球どこでも不思議旅。」のあとに中国奥地に行ったお話でしょうかねぇ。中国奥地に行ったときのお話が書かれていますが、この本はもっとコッテリしていますねぇ。
著者は子供の頃にへディンの「さまよえる湖」を読んで、楼蘭、シルクロードの奥地に非常に興味を持ち、その話は著者の本を読んでいると色々なところに出てくるわけでして、読者としても著者の気持ちのいうのはじゅーぶんに解るわけですね。
おかげで、僕も文庫本で「さまよえる湖」は購入したんですけども、ただ、まだ一度も読んでないんですねf(^^;;。今でも本棚にしっかりとあるんですけどもね。
しかし、この本を読み終わったあと、じっくりと、再度「読んでみたいモノだぁ。」などと思った次第でありますf(^^;;。
ちなみに本の内容はトツトツと中国奥地にずんがずんがと進んでいく様子が綴られています。その中で解説を書いている人がドンヨリと沈んでいくサマがマザマザと見て取れるんですけど、最後はハッピーエンド。旅の本なんだけど、起承転結の中々読み応えのある本です。あとがき・解説まできっちりと読みたい一冊ですね;-)。
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