今回読了したのは沢野ひとしの「黄色い信号機」。文庫で読んだのですが、もとの本は本の雑誌社から出た本のようです。本の雑誌社の本て中々文庫本にならないんですけどねぇ。
と、いうことでこの本は短編がドドドと掲載されています。ほとんどが2,3ページで一話完結。
きっと「本の雑誌」のコラム的なページに書き綴ったのを一冊の本にまちめたモノなのかな?僕は「本の雑誌」というのは一回も買ったことがないのでいまいちよく解らないのですがf(^^;;。
と、いうことで、読み進むとなんか『沢野ひとし版岳物語』か?と思えてきます。これを私小説というには各短編は短すぎるし、かと言って小説風に読まずにふつーのコラムとして読むと『著者の生活は大丈夫か?』などと心配になって来ます。
超短編私小説として読むのが一番よいのかな?;-)。「キャッチャーナイス」なんてのはけっこうほんわかしていて著者とそれを取り巻く家族との接し方などが読み取れます。
短編がドドドと収められているので、どこから読んでも完結するのがこの本の良いところかな;-)。
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