久しぶりに「本棚を整理しよう」カテゴリーの登場です。と、いうのもブログのアップデートをしていたので・・。ってのは冗談で、本を読むのはブログのアップデートとは非同期で可能ですよね。
そもそも椎名誠の「アド・バード」ってのはやたらと分厚い本で読むのが結構大変なのであります。通常の著書の文庫本の二冊分くらいあるので読む期間も二倍になった。と、いうのが正しいでしょうか。
言わずと知れた本ですね。シーナ誠SF三部作の内の一冊です。以前に読んだ「武装島田倉庫」・「水域」(本棚にあるけどまだ読んでない)と並ぶ一冊です。
今回読んだのが三回目かな。前回読んだ時は途中で断念している記憶がありますし、本の間のシオリの位置も明らかにそれを物語っていましたf(^^;;。読み応え十分な本です。
ちょっと中身を書かせてもらえれば、キンジョーと頭脳男が有線で接続する場面、キンジョーが腹からケーブルを引っ張って加工人間同士がつながるんですね。
ターターさんが開発したヒゾムシ、あれはなんかマイクロマシンのようで色々なところにいるみたいですね。
などなど。今読むとあれあれ?って場面に色々と遭遇します。まぁ、SFネタなので「アド・バード」で著書が初めて書いたオリジナルではないかもしれない(著者はSF好きだし色々読んでいると思う)し、この本を読んだ人とか読まなかった人でも誰もが思いつくお話かも知れませんしね。
今だと加工人間同士もしくは電脳化された人々はWi-FiとかBluetoothなどの無線技術を駆使してお互いが接続するんだろうなぁ。と、思いますが。
ご飯を食べるときはQi (ワイヤレス充電標準規格)を使ってお腹をいっぱいにするのかな? そんな未来はイヤだ;-P。
あれ。なんか最後のほうは以前に書いたエントリ「攻殻機動隊とクラウド」になんか似てきたなぁ;-)。
本書の舞台は「広告戦争に明け暮れた世界」ということになっていますが、それはまさしく現代ではgoogleのことか? などと思えなくもないです。”アド・バード”それはつまりは”広告鳥”なのですが、もう既に「広告戦争が始まっている。」って、認識で良いのではないかと僕個人的には思っています;-)。
と、いうことで今読んでも十分に楽しめる一冊です。
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