「本棚を整理しよう」カテゴリの今回が40回目ですね。そーですかー。本棚から40冊の文庫本がなくなって行っていますかー。
で、今回読み終えたのは「犬の系譜」。著者の幼年期の私小説的な小説になるでしょうか。
世田谷から一家で千葉の幕張辺りに引っ越してきて、そこで犬と一緒に暮らしつつ幼年期を過ごす。と、いう小説です。
犬はパチ・ジョン・チヨと登場します。千葉の100坪ある庭で放し飼いにして飼われているんですね。著書の本や写真集には犬が良く登場していますが、この頃から犬好きな一家であったのだなぁ。ということが解ります。
ちなみに、本の内容的にはある程度脚色してあるのかなぁ?というのが感じられる点が多々ありました。例えばチヨは病気になってしまうのですが、その病気は犬ガクと同じなんですね。つまりはガクの病気のことを書いたのかな? とか思ったのですが、今、本棚を色々調べてみましたが、あれあれ?この本の方が先に書かれていますね;-)。
あと、兄が睡眠薬を大量に飲むシーンですが、これは別の本に書かれていましたね。ケンカ仲間が確か、これと同じ状態で登場して来ます。どっちが正しいのでしょうかね。
同じ諸著の色々な本を読んでいるとこーいう、あれ?的なものに出くわせて中々面白いです;-)。
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