筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






シベリア追跡。

さてさて。本棚を整理しようのエントリの第24回目ですね。前々回で「岳物語」その次に「のんびり行こうぜ」と読み進みました。次は何にしようかなぁ。とか思って本棚を眺めていたのですが、考えてみたら、この二冊でシーナ誠はシベリアに二ヶ月行って来た。と、書いているので、あぁ。なるほど。なら、次は当時行っていたシベリアのことを書いた本を読もう。と、思ったのでありました。

「シベリア追跡」。この本はTBSのドキュメンタリーで大黒屋光太夫がシベリアを歩いた道をたどってみたものを本にした感じです。

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極寒-59度。ふむー。

けど、考えてみると僕も去年、極東ロシアのハバロフスクウラジオストクに行ったんだよなぁ。それと比較してこの本を読み進んでいったのであります。

文中、筆者が歩いた当時のロシアと、僕が旅をした最近のロシアの違いがわかって中々楽しかったです;-)。盗聴は(多分)特になかったし、トイレもずいぶんと綺麗でしたね。とか;-)。

僕にとっては中々面白い一冊でした;-)。

のんびり行こうぜ。

いやはや。「岳物語」を読み終わった後は直ちにこの本を読まなければ行けませんな。これは常識というか、お約束ですね。今回、「本棚を整理しよう」エントリに登場するのは野田知佑の「のんびり行こうぜ」。

この本、僕の本棚に二冊あるんですね。一冊目は確か友人のカヌーイストから「これ、面白いから読んでみなよ。」と言われてもらったんですね。で、二冊目は確か自分で買ったと思います。北海道を一ヶ月くらいバイクで回っていたんですが、その時、重度の活字依存中毒になって本屋で購入したような記憶があります;-)。

「岳物語」はシーナ誠の目線で『息子岳』とのふれあいを書いているのですが、この本は「岳物語」の出来事を野田知佑の目線から書いていてすごいリンクしている。二つの本が一つの出来事に対して同時進行で進んでいるんですね。

この傾向は怪しい探検隊のメンバの本を立て続けに読んでいると頻繁に現れてきます。以前読み終わった「林さんチャーハンの秘密」なんかもその傾向は強いですね。「林さん登場。」の場面はあや探メンバの本の中には必ずと言って良いほど出て来ますしね;-)。

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この本の中では野田知佑と岳のふれあいが頻繁に登場してきますが、僕の好きな部分はP159,160にかけての部分かな。岳とおかあと三人で釧路川に釣りに行ったら去年すばらしい淵だったところがブルドーザーによって美しくなった川を眺めていたところ。

「お母さん、本当に良いポイントだったんだよ。」
「この工事は誰がやっているの?」
とぼくにきいたのは余程口惜しかったのだろう。
「ウーン。やっぱり、総理大臣なんだろうなぁ」
少年は、
「チクショー」
と声を出して、二、三度母親に体当たりをくらわせた。彼女は打撃をこらえながら、宙を見つめて、「ウン、ウン」とうなずいていた。

情景が目に浮かぶようで、そして悔しさが伝わるようで、この本の中では好きな部分ですね。

と、いうことで、この本は「岳物語」と一緒に読むのがおすすめです。とわ言いつつ野田知佑の本も実はいっぱいもっているんですよね。僕は一時期BE-PALの定期購読者だったのでハード本も持っているわけですが;-)。今後、続々と登場する予定です;-)。

岳物語。

前回の 本棚を整理しようのエントリで「次は『岳物語』を読みたいなぁ。」と書いたのですが、本棚の奥から引っ張り出してきて、読みました;-)。

筆者と息子の関係が、読んでいて中々面白いですな。

そして、第一話の「きんもくせい」とその後の話では文体がビミョーに違うのが読んでいて面白い;-)。第一話はある意味かぁなり気合い入れて書いたのかな?と思ってしまう。その後は普段の筆者の文体に戻っていますね。

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「ガリコン式映写装置」は映画「あひるのうたがきこえてくるよ」のお話だったので、そーすると亀山湖が舞台だな。とか思い、この本を読んだんだけど、そーするといよいよ「次はあれを読むことになるな。」と、ある程度ストーリーが固まります。

でもってこの本のトップには「私の恩師であり私の息子岳の親友である野田知佑氏に—」と書いてあるんですねぇ。

うほほ。次に読む本もワクワクだぁ;-)。

ガリコン式映写装置。

本棚を整理している最中です。今回が22冊目。だいぶ読み進んできました;-)。

今回本棚から取り出したのはシーナ誠の「ガリコン式映写装置」。彼自身三作目の映画は「あひるのうたがきこえてくるよ」なのですが、その映画作成と平行して本を書いたという仕上がりです。

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しかしまぁ、映画のことについて語られているのは一番少ない本ですね。残りは彼が映画に込める・感じる思いであるとか、自身が好きなSF映画であるとか、その手のことが書かれています。

この本のメインになったネタの映画は野田智祐氏が千葉県の亀山湖で暮らしていたときのネタがストーリーになっています。でもってロケ地は猪苗代湖の東側にある沼沢湖。ここってこの後、「浮き球三角ベースボールリーグ」のメイン会場と化していくんですよね。色々なところでつながりを感じます;-)。

さてと。この本を読み終わったあと、無性に読みたくなったのが「岳物語」。で、その後は多分、いよいよ「のんびり行こうぜ」になるんだろうなぁ。と自分で思っております;-)。

もう少しむこうの空の下へ。

講談社文庫の本の登場です。これが一冊目かな?シーナ誠の「もう少しむこうの空の下へ」。本棚を整理しようエントリの20回目です。これでちょうど20冊読み終わったのかー。ふむー。

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と、いうことでこの本、海・島の旅の本としては珍しく私小説系の本なんですね。以前に読んだことがあったのですが、中身がまるっきり頭から抜け落ちてしました。今回再度読み直してみて「確かに私小説ちっくだ。」と思った次第です。

で、面白いのが「島の女」。奄美大島の海岸で親子に会って赤紫蘇ジュースを飲んだ。と書かれているのですが、この10年後にこの海岸を探しに再度訪れているんですね。で、それが前回ここに掲載した「風のなかのひみつ島」に出てくるんですけども、今回この本を読んでいて、あれ?この話どっかに出ていたぞっ!! 奄美大島だ。あのときの話のもとになっているのはここに書かれていたのかー。と、まぁ、見事に連携してくれるのでありました。

シーナ誠および怪しい探検隊の本を続けてほぼ全て読んでいくと、同じ内容(イベント)をそれぞれその筆者の目線で本になっているので中々面白いのであります;-)。

まだまだたくさん本が残っているので、今後このようなことが随所で登場してくることでしょう。本の相関図みたいにリンク貼っていくと面白そうだなぁ;-)。

モンパの木の下で。

本棚を整理しよう。カテゴリの19回目。つまりは19冊目。ということなんですけども。

今回読み終えたのは新宿赤マント系の「モンパの木の下で」。これは赤マント系の三冊目の本らしいですね。新宿赤マント系の本もまだまだ手元にたくさんあるんですよねぇ。朝方、会社に行く前に本棚からランダムに手にとってカバンに突っ込むので、「この本は何冊目の本だ。」と意識せずに読み始めてしまうのですけどもね。

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相変わらず短い文章がドバドバと続いています。新宿赤マント系は真剣に読む必要がないので読み手としては楽ちんかなぁ。まぁ、書き手のほうもそーいう感じがにじみ出ているような気がしないでもないですが;-)。

と、いうこど真剣に読む必要は無くお気楽に読み進めば良いので読む方も楽です。ただ、週刊誌への掲載なのでその当時の時事ネタというのは反映されていて中々面白いかなー。今回だとオウムの例の事件がチロッと出て来たりして、「あぁ。あの頃の本なのかー。」と納得する部分もあるわけでありますが。

風のかなたのひみつ島。

前回掲載したエントリの「波のむこうのかくれ島。」と、二冊で上下刊のセットです。今回二冊を無事に読み終わりました。

本棚には確実に空きスペースが増えているはず;-)。

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それにしても、今でも「浮き球三角ベースボールリーグ」、通称「うリーグ」ってのは今でもあるのかなぁ? そもそも浮き球三角ベースボールというのはこの本で一番最後に登場する奄美大島から始まったらしいし、この本を購入して読んでいた当時、知り合いも「浮き球三角ベースボールリーグ」のとあるチームに入っていて実際にタタカッたと言っていたし。今となっては懐かしい;-)。

この本、僕が持っているのは初版本で平成17年六月一日発行となっていますね。ずいぶんと昔の話。ということになるんですけども。

と、いうことで、今はそーいう古い本を読みあさっている最中で、当時あったことなどを思い出しながら読んでいたりするのであります;-)。

波のむこうのかくれ島。

本棚を整理しようカテゴリーの 17 回目です。久しぶりに怪しい探検隊シリーズから離れてフツーのシーナ誠の本を読みます。「波のむこうのかくれ島」。

この本は上下刊のセットになっています。これはその内の一冊目。

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シーナ誠がタケルンと一緒に日本の色々な島を旅する、読みモノ系であり、写真を眺める感じに仕上がっています。

なので紙質は上質紙を利用していてカラー写真などは綺麗に眺めることができるのも良い点でしょうか。文章と写真を同時に楽しめる文庫本です。

僕が一時期買っていた椎名誠・怪しい探検隊の本の中では比較的新しい部類に入る本ですが、それでも初版が平成16年になってますね。

ママット。

本棚を整理しようカテゴリーの 16 回目です。まだまだ本棚にはあやたん系の本がたくさんあるのであります。全部読み終わるのにどれくくらいかかることやら・・。

今まで数回の掲載では怪しい探検隊の本が続いたのですが、今回の本もあやたんメンバの本です。でもってきっちりと角川文庫から出ている文庫本なのであります。佐藤秀明の「ママット」。

シュウメイさん は一時期ずいぶんと北極に行っていたんですけども、そこを舞台にした本になります。イヌイットの言葉で『ママット』とは『美味しい』という意味なのですが、あちゃらの食べ物についてがコテコテに書かれています。

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この系統(つまりは「怪しい探検隊シリーズ」のことですね;-)を読み始めたのと時期を一緒にして植村直己の本も読んでいたのですが、つまりはそこころに集中して北極のお話が自分の脳の中にガンガン入って行った時期ですね。同じくアラスカ・北極圏を舞台にした本としては新田次郎の「アラスカ物語」や星野道夫の本、野田智祐の本などがありますかねぇ。多少年代はずれますが。

と、いうことでこの辺り(場所的な意味の「この辺り」です)の本は好きですねぇ。

この本は北極で食べるモノについてより深く書かれています。まぁ、解説で書いている方も言ってましたが、読み物として読んだ時の文章は上手いとはいえない部分もありますが、現地で体験したことがそのまま書いてあるのである意味インパクトがあります;-)。

シュウメイさんと言えば野田智祐氏と一緒にあちこち行っているし、ひいては映画「ガクの冒険」の原作者でもあるわけでして。こってりとあやたんですなぁ;-)。そんな彼の本も実はこの一冊しか持ってないのでありますが・・。あれ?写真集「ガクの冒険」はあるかなー;-)。

次は何を本棚から引っ張り出してこようかなぁ;-)。

キムラ弁護士がウサギ跳び。

本棚を整理しようカテゴリーの 15 回目です。シーナ誠、沢野ひとしときたら次は木村晋介だべなー。と、いうことで、本棚から取り出したのは角川文庫から「怪しい探検隊シリーズ」として発売された本になりますねー。同じシリーズとしては林さんの本「林さんチャーハンの秘密」があり、これは表紙も似たような感じなんですけどもねぇ。

木村晋介の本としては三冊目になりますね。なので、角川文庫を追っていてこの本を手にするとちょっと違和感があるかな。「じゃ、残りの二冊はどこにあるねん?」みたいな。で、再度本屋さんに行くと、1,2冊目も実は角川文庫から出ていたりするんですねぇ。ややこしいことすなー。みたいな;-)。

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まぁ、基本的に、この本は弁護士として、色々あったことが書かれていたような気がしますが、実際に読んでみてください;-)。

この本で面白かったのは貴腐ワインについてでしょうかねぇ。攻殻機動隊のSSSな物語には『貴腐老人』という言葉が出てきましたが、それは『貴腐ワイン』から付けられたことばだとか。

まぁ、ネタはばらさないんですが、ふむ。みたいな感じで読み進んだのでありました。

あ。この本、文字がちょっと小さめでしょうかねぇ。

木村晋介の本はまだまだあるので今後も登場する予定です;-)。