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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






武装島田倉庫。

いやー。「岳物語」から始まって「のんびり行こうぜ」になって、ロシアの本を二冊読んだあと、戻ってきました。と、いう感じでしょうか。

今回読んだ本は「武装島田倉庫」。この辺りで椎名誠のコッテリしたのを読むかねぇ。などと思い本棚から取り出しました。

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「シーナワールド」とか「椎名誠SF三部作」など言われているカテゴリーに属している本ですが、三部作の一番最後の本から読み始めた。と、いう感じでしょうか。本自体の厚さもちょーど良いしねー。このあとに控えている「アド・バード」は文庫本でもじゅーぷんに分厚いので中々手が出せないというか;-)。

しかし、今のgoogleを見ているとまさしく「アド・バード」な世の中で、それについて、椎名誠氏は20年も前から「広告戦争が起きる。」と、ある意味予測している点は先見の明があるというか。ことIT分野については作家にしておくのがもったいないというか;-)。

この本も「広告戦争」の戦後の物語なのでありますがね。読んでいて中々面白い”SF”なのであります;-)。

そー言えば、この物語の原型になったのは「ハマボウフウの花や風」の中ある一篇の「倉庫作業員」から来ているとは「ハマボウフウの花や風」のあとがきにおいて筆者自身も書いていますね。

「倉庫作業員」の中には”ロウアの人”が登場するのですが、この本の中では”目が見えない人”が出て来ます。その点ではある意味共通点があるのかなぁ。などと、ちょっと思ってしまいました。

どちらにしても名作ですね。