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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






哀愁の町に霧が降るのだ。(上)

いやー。いよいよ椎名誠青春三部作に足を踏み込みました;-)。この間SF三部作を読了して、しばらくは本棚にある色々な著者の本を読んでいたんですけどもね。

電車に乗っていたら小学館文庫の中吊り広告にこの本が掲載されていて『あいや。椎名誠の文庫本の新刊本発売が掲載されているのは珍しいなぁ。』などと、思っていたのですが、そもそも「哀愁の町に霧が降るのだ」は別の新潮社が文庫で出ていたはずなんだけど何かあったのかな?などと思い、そのまま僕も本棚から上巻を取り出してしまった。と、いう感じなんですが。

この本は多くを語らずとも、多くの人が一回は読んでいると思います。

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話は中々始まらない第一章から四章までは、克美荘以前の話が多くで、最近の映画業界風に言うと、本編(ここでは「哀愁の町に霧が降るのだ」になりますが)からのスピンオフな本。がこの前半部分においてはたくさん出ていますね。

麦の道」「ハマボウフウの海や風」なんかもスピンオフというか、より詳細に書きなおしたリメーク本とでも言えば良いのか。中々読み応えがある本でした。

また、克己荘の住人であった木村晋介は「八丈島のロックンロール」で、克美荘を訪れ、ドロボー事件についてより詳細に書いていたりしますね。やはり、この物語から全てが始まった。と、言っても過言ではないのではないか。と、思われる一冊です。

 
さてさて。一歩足を踏み入れた椎名誠青春三部作ですが、三部作と言われるモノが終わったあと、血風禄や熱風どかどかなどの本の雑誌社黎明期へと続く本まできっちりと持っているので今回はぶっ続けでそこまで一気読みしようかと思っております;-)。