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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






時にはうどんのように。

本棚を整理しよう』カテゴリの第54回目ですね。今回は新宿赤マントな本を読了しました。「時にはうどんのように」。

著者があとがきにも書いていますが本文にはうどんの話は全くありません。赤マント系の本なので旅に忙しい著者の生活がツラツラ(ダラダラ?;-)と書かれています;-)。

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この本の中で著者は50才を越えた。と書いている部分があったのですが、この本は1995年11月に出たので、あいや。もうずいぶんと前の本になるし、その分著者も僕も年を取ったのでしょうなぁ・・。

自由に色々書かれている本なのであります。こーいうのは気合い入れて読む必要が無く、かぁるくサラっと読めるのが良いですね;-)。

パタゴニア – あるいは風とタンポポの物語 -。

前回読み終わった本は「続・岳物語」でしたが、それを読んでいたらほんわかとイメージが湧いてきて、そして読みふけったのがこの本なのであります。「パタゴニア」。サブタイトルが付いていますね。『あるいは風とタンポポの物語』と、いう感じで。

そのサブタイトルについては是非とも文庫本の解説を読んだほうが良いと思われますが。
一冊目の「岳物語」の中ではパタゴニアヘビー級チャンピオンベルトが出てきたり、「続・岳物語」では、後半に著者があたふたとこの本の解説を書いている精神科医に連れて行かれる場面が出てきますが、それらを読むと『次はこの本だな。』などと漠然と思えたのであります。

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本の内容はテレビのドキュメント番組のための旅を書いた本ですが、その中で家族を思いやる部分が出てきたりと、ただのダビの本ではない、中々読み応えのある一冊にまとまっているのであります。

 
パタゴニアは一回行ってみたい。とは思っても日本の反対側なので中々行けるところではないよなぁ。などと思ってしまうのであります。が、それにしても、著者は確かパタゴニアの本はもう一冊くらい書いているような気がしたのだけどなぁ。再度本棚を探してみようかな。

続・岳物語。

以前に「岳物語」を読んでから、続けてこの本を読みたいなぁ。と思っていたのだけど、どっかに行ってしまっていて『あれぇ?』って思っていたのですが、段ボールの中に入っていました。

と、いうことで よっこらしょ。 と取り出してみて読了したのは「続・岳物語」。

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本編は小学校六年のお話がメインになってきて、卒業から中学入学にいたるまでのデキゴトが書かれています。そこに野田さんが絡んできたりして釣りの話になったりと、楽しい時間を過ごしているのであります。

著書の本編・あとがきも皆さん知るとおり面白いのですが、解説の野田知佑氏の文章も読み応えがあります。やはり「岳物語」とこの「続・岳の物語」の二冊は楽しいですねぇ。

と、いうこで、実は僕はハードカバーの「定本・岳物語」も持っているんですね;-)。なので、今回の二冊の文庫本はこれにて終了です。が、”解説”って、文庫本にしかないんだっけか?

胃袋を買いに。

本棚を整理しようカテゴリーも今回が51エントリー目ですね。前回がちょうど50回目だったのですね。と、いうことで本棚から51冊の文庫本がなくなっていった。と、いうことでもあるんですけども。

そして、今回読み終わったのは椎名誠の「胃袋を買いに。」超常現象系の本ですね。ただ、各短編の初出があちこちに書かれたものを一冊の本にしているらしく色々な方向のお話があって中々楽しいですね。

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フツーの日常生活の中での異常な出来事があったり、近未来的なお話。はたまた北政府との戦後のお話があったりと、色々な方面のSFの話が短編ででてきてそこそこ読み応えがあります。

相変わらず頻繁な改行がなくて文字ばっかりのページもあったりするのですが、ストーリーが面白くてスラスラと読んでいけますね。ただ、ページをめくった瞬間に文字ばかりだとガックリすることはありますが、一応は読み進むことができるというか。
以前に読んだ「」よりは遙かに読みやすい;-)。

風にころがる映画もあった。

本田だなを整理しようカテゴリですが、今回がちょうど50回目でしょうかね。本棚から既に50冊の本がなくなった。と、いうことですね。ただ、今の段階では文庫本ばかりを読みふけっているわけですが。

で、今回読了した本は椎名誠の「風にころがる映画もあった」になります。

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以前に読んだ「さよなら、海の女たち」をどこか頭の奥のほうに引きずっていて、この本の中の最終話の『三分間のさようなら』が今回読んだ本をターゲットしているんですね。

両方読まなければそのつながりが解らなかったりするんですが、そもそも怪しい探検隊の本というのはそーいうのが非常に多くて「あれも読まねば、これも読まねば。」状態になるんですが、今回の本は綺麗につながったような気がします。

今回読了した本と「さよなら、海の女たち」はどっちを先に読むべきか?問題はあるかとは思うのですが、両方読んで話はつながるのであります;-)。

あ。本文についてちょっと書いておきましょう。『第一話』は読んでいて著者の映画に対する『想い』というのが伝わってきます。なるほど。これを読んだら手紙を書きたくなるよなぁ。と、僕も納得してしまいます。
そして、解説の沢田康彦氏(おぉっ!! 前回読了した「長く素晴らしく憂鬱な一日。」も同氏の解説だぁ;-)も書いていますが、沢野ひとし氏の木工と自分の映画にのめりこんでいくその対比がこの本のテンポを俄然良くしていると思います。

著書のこの後の映画に関する本としては、僕の記憶が確かならば「怪しい探検隊アフリカ乱入」を通じてガクの冒険の「四万十川よれよれ映画旅」(あう。著者は沢田康彦氏ですね)に行くとおもうんですけどもね。

と、いうことでつながりの本はまだまだ本棚にたくさんあるんですけども。

どんどん読むぞぉ;-)。

長く素晴らしく憂鬱な一日。

本棚を整理しようカテゴリーです。今回読み終わったのは椎名誠の初期の頃の本「長く素晴らしく憂鬱な一日」です。角川文庫から出た本です。

本書はブルータスに掲載されたものをまとめた本になり、解説には当時の編集者である沢田康彦氏が書いています。彼の文章も解説で何回が読みましたが上手な文章ですね。
ちなみに著書のあとがきはありません。まぁ、どうしてあとがきや文庫本のためのあとがきが無いのかそこはかとなく解るような気がしないでもないですが;-)。

で、こちらが今回読み終わった本の写真です。

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本文は・・。著者の初期の頃の本で本文中にも沢野ひとし氏が登場して行っていますが「もっと改行があったほうが良い。」とは読んでいる僕も思います;-)。

内容的には新宿でダラダラ飲んだくている感じかな;-)。そー言えばついこの間新宿の「浪漫房」に行ってきたばかりなのでタイムリーと言えばタイミングが良いですね。

そして、僕も昔の会社は新宿にあって、今はもう無い『らしんとんパレス』に勤めていた頃もありました。時期的には多分著者とダブる時期に同じ新宿にいたのでもしかしたらすれ違っていたかも;-)。

そんなこんなの新宿のお話が書かれている一冊なのであります。

熱風大陸 ダーウィンの海をめざして。

今回読み終わったのは椎名誠の旅の本ですね。「熱風大陸 ダーウィンの海をめざして」。『ダーウィンの海をめざして』の部分はフォントが小さいのでサブタイトル的ですかねぇ。

オーストラリア大陸をアデレードからダーウィンまで縦断する旅の内容が書かれています。

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著書の時期的はパタゴニアへの旅の後になりますが、パタゴニアの旅の本も僕は持っていて、けど、こっちを先に読んでしまった。と、いう感じでしょうか。

文章的にはアラン・ムーアヘッドの『恐るべき空白』を引き合いに出しつつオーストラリア中央部への移動となっています。

本の途中途中にはカラー写真があるので、文章自体は少ないのですが、写真までじっくりと含めるとそこそこ読み応えがありそうです。僕は文庫本でしか読んでないのですが、ハードカバーの本の場合はどいった案配に仕上がっているのかな?

今だと車で簡単に縦断できるオーストラリアなのであります。

僕はまだ行ったことないんだけど・・;-)。

アド・バード。

久しぶりに「本棚を整理しよう」カテゴリーの登場です。と、いうのもブログのアップデートをしていたので・・。ってのは冗談で、本を読むのはブログのアップデートとは非同期で可能ですよね。

そもそも椎名誠の「アド・バード」ってのはやたらと分厚い本で読むのが結構大変なのであります。通常の著書の文庫本の二冊分くらいあるので読む期間も二倍になった。と、いうのが正しいでしょうか。

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言わずと知れた本ですね。シーナ誠SF三部作の内の一冊です。以前に読んだ「武装島田倉庫」・「水域」(本棚にあるけどまだ読んでない)と並ぶ一冊です。

 
今回読んだのが三回目かな。前回読んだ時は途中で断念している記憶がありますし、本の間のシオリの位置も明らかにそれを物語っていましたf(^^;;。読み応え十分な本です。

 
ちょっと中身を書かせてもらえれば、キンジョーと頭脳男が有線で接続する場面、キンジョーが腹からケーブルを引っ張って加工人間同士がつながるんですね。
ターターさんが開発したヒゾムシ、あれはなんかマイクロマシンのようで色々なところにいるみたいですね。

などなど。今読むとあれあれ?って場面に色々と遭遇します。まぁ、SFネタなので「アド・バード」で著書が初めて書いたオリジナルではないかもしれない(著者はSF好きだし色々読んでいると思う)し、この本を読んだ人とか読まなかった人でも誰もが思いつくお話かも知れませんしね。

今だと加工人間同士もしくは電脳化された人々はWi-FiとかBluetoothなどの無線技術を駆使してお互いが接続するんだろうなぁ。と、思いますが。
ご飯を食べるときはQi (ワイヤレス充電標準規格)を使ってお腹をいっぱいにするのかな? そんな未来はイヤだ;-P。

あれ。なんか最後のほうは以前に書いたエントリ「攻殻機動隊とクラウド」になんか似てきたなぁ;-)。

 
本書の舞台は「広告戦争に明け暮れた世界」ということになっていますが、それはまさしく現代ではgoogleのことか? などと思えなくもないです。”アド・バード”それはつまりは”広告鳥”なのですが、もう既に「広告戦争が始まっている。」って、認識で良いのではないかと僕個人的には思っています;-)。

と、いうことで今読んでも十分に楽しめる一冊です。

つかおぶしの時代なのだ。

本棚の整理はちゃくちゃくと進んでいるのであります。今回読み終わった本は椎名誠の「かつおぶしの時代なのだ」。

この本はずいぶんと古い時期に書かれた本ですね。著者がまだサラリーマンをやっていた頃に「ブルータス」と「翻訳の世界」に書いたエッセイだと、文庫本のためのあとがきに書いています。

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雰囲気的には新宿赤マント系のノリですが、それのずっと以前の前の話なので俗に言う『昭和軽薄体』と呼ばれていた文体ですね。

この後に著書は味噌蔵の話を書き、ドドドとベストセラー作家になって行くんですね。

ふむー。と、納得しつつ、グワシグワシと読み進んでいったのであります。

中国の鳥人。

二回続けてシーナ誠の超常現象系の本を二冊読んだのですが、少々グッタリした気分になるのであります。と、いうのはまぁ、あれですが、今回読んだのは「中国の鳥人」。

第一話のタイトルの題名が付いている物語は確か映画化されたはずですね。モっくんが主人公になっていたような気がします。が、僕は見ていないのであります。

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「蚊無し川」なんかは林さんの体験談がモトになっていて、そこから発展して書いたモノガタリではなかったかぁ。著書がどこかでそのように書いていたような記憶がしないでもないのですが。

解説は中々面白いですね。あと、一番最後には『椎名誠・短編集収録作品リスト』などがあるので、この本はある意味永久保存かもしれません。が、僕の場合は本棚を整理中なのであります;-)。