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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






雨がやんだら。『シークがきた』改題。

前回読んだ二冊は「岳物語」の後に書かれた私小説系の本二冊だったのでこの次は超常現象系の本にしてみるか。とか思い取り出したのが「雨がやんだら」。『シークがきた』改題。

椎名誠の超常現象系の本です。解説には北上二郎氏。コテコテの本ですね;-)。

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まぁ、読みにくい短編もあるのですが、比較的面白くまとまっている本です。私小説系かと思えばグググとあっち方面に行ってしまうし、あれあれ?って感じでしょうかねぇ。

文庫本のタイトルになった短編「雨がやんだら」はなるほど。「水域」の書き出しはここから始まって行くのね。などと感じさせてくれます。「水域」として一冊の本になる前は更にそのサワリとして「ねじのかいてん」に書かれているのですが、周りが水浸しになってしまうのは半年くらい続いた雨のせいで、みぃんな流れてしまっていく。みたいな感じでしょうか。

そう考えると著書の超常現象系の本は一冊読んでただけではダメで縦横無尽に読みあさり、パズルを組み立てるようにしてそのストーリーを把握していくのが良いのかな?みたいな気分になってきます;-)。

菜の花物語。

本棚を整理しようカテゴリです。今回読み終わった本は椎名誠の「菜の花物語」。あとがきが良いですね。著者曰く『少々気はずかしいほど異質にやさしい題名だ。』と書いています。

著書が一年過ごして生活の中で起きたささいな出来事を本に、小説風に綴っています。私小説か? 言われれば多分そうなのだろうなぁ。と思うのだけど、多分、十分に脚色されているであろうと思わせられる部分も多々見え隠れします。

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書いている時期が「ハーケンと夏みかん」にダブっている感じがします。岩登りしたり、岡田昇氏(故人)が登場する場面なんかはまさしく両方の本を読んでいると『あ。あの場面なんだ。』などと思い出しつつ読み進むことができます。

前回読んだ「さよなら、海の女たち」と似たような感じの著書の小説なのであります。

読み終わった後のなんともほんわかとする気分は、ある意味「麦の道」とは相反するモノがあるのかなぁ。などと思いつつ読み終わったのでありました。

さよなら、海の女たち。

椎名誠の「さよなら、海の女たち」はどちらかというと私小説系の本だと思います。集英社文庫から出ているのですが、確か「岳物語」、「続・岳物語」、一冊おいた後に著書が書いている本になります。

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本のタイトルの通り、海とそれにまつわる女性との関連性について書かれているのですが、読み進んでいくとなにかほんわかする感じです。

僕的にはこの本は今回読むのが二回目なのですが、前回読んだ内容をすっかりと忘れている部分があったりしました。あと、南の島の話などが書かれているのですが、「風のかなたのひみつ島」や「波のむこうのかくれ島」に、そのあとに関連していくのかなぁ。などと思いつつ読み進んだのでありました。

日本細末端真実紀行。

今回の「本棚を整理しよう」は椎名誠の「日本細末端真実紀行」。旅の本「るるぶ」に掲載されいたものを日本交通公社が本にして、それが文庫本になったヤツを読み終わった。と、いうことですね。

それにしてもこの本、本当に「るるぶ」に連載されていたのかなぁ?と思うくらい、著書のコテコテの文章が感じ取れます;-)。

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一番最後は千葉の亀山湖の野田さんのところに行っているんですね。

でもって、解説は怪しい探検隊のドレイの沢田康彦氏。著書の映画には重要なポジションでとうしているんですけどもね。

まぁ、著書の若い頃の文章。って感じの本なのであります;-)。

犬の系譜。

「本棚を整理しよう」カテゴリの今回が40回目ですね。そーですかー。本棚から40冊の文庫本がなくなって行っていますかー。

で、今回読み終えたのは「犬の系譜」。著者の幼年期の私小説的な小説になるでしょうか。

世田谷から一家で千葉の幕張辺りに引っ越してきて、そこで犬と一緒に暮らしつつ幼年期を過ごす。と、いう小説です。

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犬はパチ・ジョン・チヨと登場します。千葉の100坪ある庭で放し飼いにして飼われているんですね。著書の本や写真集には犬が良く登場していますが、この頃から犬好きな一家であったのだなぁ。ということが解ります。

ちなみに、本の内容的にはある程度脚色してあるのかなぁ?というのが感じられる点が多々ありました。例えばチヨは病気になってしまうのですが、その病気は犬ガクと同じなんですね。つまりはガクの病気のことを書いたのかな? とか思ったのですが、今、本棚を色々調べてみましたが、あれあれ?この本の方が先に書かれていますね;-)。

あと、兄が睡眠薬を大量に飲むシーンですが、これは別の本に書かれていましたね。ケンカ仲間が確か、これと同じ状態で登場して来ます。どっちが正しいのでしょうかね。

同じ諸著の色々な本を読んでいるとこーいう、あれ?的なものに出くわせて中々面白いです;-)。

ナラン。

前回掲載した、読み終わった本は「南島ぶちくん騒動」というヤツで、この本は「うみ・そら・さんごのいいつたえ」という映画の制作現場の風景を一冊にまとめたものだったので、確かもう一冊あったよなー。とか思い本棚を探したら、ありました。「ナラン」。

この本は映画「白い馬」の制作現場の風景を文章と写真でまとめた本になります。

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モンゴルであった、楽しいこと、いらついたことなどがまとめられています。草の国の少年に出会えたことでこの映画ができた。と言っても過言ではないほどに著書と主役の少年とは固い絆で結ばれていくんですね。

そーいえば、僕は昔、オプロードバイクに乗っていたのですが、有人の何人かは SSER 主催のラリーレイドモンゴルというレースに出ていますねぇ。僕は行ったことがないんですけども。

と、いうことで、映画関係の本はあと「ガクの冒険」の本が残っているのでこいつは文庫本ではないので、もう少し後に読もうかと思っています;-)。

南島ぶちくん騒動。

この本は読み終わるのが早かった;-)。文章と写真が一緒に掲載されている本なのであります。「南島ぶちくん騒動」。著者が監督を務めた映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」の録画風景をまとめた一冊。と、いう感じでしょうか。

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以前に「ガリコン式映写装置」という本を読み終わったと掲載しましたが、この本はそれに続く感じですね。テキストベースではなく、写真が掲載されていたり、解説がページ下にあったりして中々面白い造りになっています。

でもって薄いので会社の往復二日で読み終えてしまいました;-)。

麦の道。

この本は本当に熱くなれますね。椎名誠「麦の道」。彼が高校に入学した一年生のころを描いた私小説ちっくな物語です。

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あとがきと解説もまた面白いので、本編を読んだあとにじっくりと読んでみたい。と、いう感じです。

僕自身、著者のような高校生活を送ってきたか?と聞かれれば決してそんなことはないのですが、”殴り合い” の前後にはやはり共感する部分があります。今でも道を歩いているそーなる気持ちがあるのですが、最近はすっかりとおっさんと化したのでもっと丸く生きよう。などと思っているんですけどね;-)。

著書はこの辺りから二十歳までの私小説系な物語はけっこうあちこちに書いていますね。例えば僕の好きな「ハマボウフウの花や風」は”桜井”が登場してくるし、まだここに掲載していない、本棚にある本の数冊には”チョウジ”が登場してくるし。

中学・高校の同級生というのはいつまで経っても仲の良い、すがすがしい仲間なのでしょうなぁ。

読み応え十分な、そして熱くなれる一冊です;-)。

全日本食えばわかる図鑑。

いやはや。去年の暮れから読んでいた本なのですが、年末には読まずに年が明けてから電車の中で読んでいたの出いますが読了しました。

今回読み終えたのは椎名誠の「全本食えばわかる図鑑」。

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著書は小学館のビックコミック スピリッツ に掲載していたのですね。僕は知りませんでした。ビックコミックスピリッツと言えば、美味しんぼとかあって、一時期買って読んでいたんだけど、全くわからなかった・・。時期がずれていたのかな?

と、いうことでこの本はスピリッツに掲載されていたものを一冊の本にして文庫本で対談を二編プラスしたものになっています。

著書がまだ若い頃のモノで『昭和軽薄体』を地で行っているような感じの文章で、ずいぶんと読み応えがあったと言うか苦痛だったというか;-P。

時期的には「いま この人が好きだ!」とかぶっている部分があって、北海道でチーズ作っている人をパチパチしてきたこととか、最終話にはディナーショーのネタだったりして、あ。こないだ読んだ本だ。などとなるのであります;-)。

ネコの逃亡。

本棚を整理しようカテゴリが続きます。お許しをf(^^;;。

今回読み終わった本は「猫の逃亡」。椎名誠の新宿赤マント系の本です。

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週刊誌に掲載しているコラムが文庫化されたシリーズものなので、当時の著者の行動がそのまま反映されているんですが、今回のこの号は、著者がモンゴルで映画を撮影している号なんですね。

僕は著者が撮影した映画のDVDボックスを持っているのですが(そのうち書きますね;-)そこにも今回撮影している映画が入っています;-)。

と、いうことで、赤マント系の本なのであります。