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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






東海自然歩道全踏破。

本棚を整理しよう。カテゴリーです。今回読了したのはシェルパ斎藤の「東海自然歩道全踏破」です。
著者の本、通称『ばっ旅』五冊を読了したあと、本屋さんを散策していたか、B-PALで見つけたかはもう既に覚えていませんが、新しい文庫本が出ているようなので購入しました。

多分順番的には『ばっ旅』五冊の次に出た文庫本だと思われます。

著者がライターとしてデビューする、B-PALに連載された東海自然歩道を全部歩いて回った旅が一冊の本になって登場した。と、いう感じでしょうか。

文体というのはそーそー変わるものではありません。既に『ばっ旅』五冊読み終わっていますが、特に変わることもなく、スルスルと読み進んで行くのであります。

しかし、僕はこの本で、東海道、それはつまりはR1ではなく、その他に自然歩道を歩いて大阪まで行ける。と、いうのを知りました(初めて読んだとき)。しかし、全部読んでみると東海自然歩道というのは神奈川県が一番キツイのかな?などと思ってしまったのですが、多分、歩くことはないんだろうなぁ。そう考えると、自分も旅した気分になれる一冊だったのであります。

著者はこのあと、ライターの道へ。

帝都東京・地価の謎86。

本棚を整理しようカテゴリーです。今回読了したのは秋庭俊の「帝都東京・地価の謎86」です。
この本、別に本棚を整理するために読んだのではなく、古本屋を覗いたら目に止まったのでサクっと購入し、ズズズと読み進んだ一冊になります。

実は著者の本は以前読んでいて、それが手元にあったりします。タイトルも似たようなモノですが「帝都東京・地価の謎」です。

こちらはサブタイトルが付いてい”写真と地図で読む!”と書いてあるのでよりビジュアル的な要素があります。

どちらにしても、上記二冊を読むと、東京都心の地下について『まじかっ!! 本当かっ!?』などと驚くことが多々あり、こーいうのは謎めいた話なので中々面白く、グイグイと読み進むことができるのであります。

 
一点だけ著者にお願いするとしたら、東京の地下について、時系列に並べてある本を読んでみたいと思いました。
東京地下のトンネルは戦時中に防空壕として作られたものは当然今も残っているのでしょうけど、明治・大正期に作られたトンネルも本文中には登場しているので、『このトンネルはいつ頃作られたものなのだ?』などと思ってしまうんですね。

しかし、そんな、今まで以上に踏み込んで取材などを行うと、公安に目を付けられるのでしょうなぁ・・。

長い旅の途上。

本棚を整理しようカテゴリーです。今回読了したのは星野道夫の「長い旅の途上」です。僕の本棚にある、著者の本はこれが最後です。全て読了しました。

この本は著者の遺稿集として編集されているので、著者の今まであちこちに書いた文章が一冊にまとまったものとなっています。
確かに何回か読んだことのある文章に出会うページもありました。が、それはそれで、復習的な要素もあって良いのではないかと思われます。

本は文春文庫から出ていますが、考えてみると、植村直己氏もこの本の著者も文藝春秋と深く関わっている部分があるのだなぁ。などと僕個人的には思います。そして、二人とも今はこの世にはいない。

この本の編集後記などを眺めているとそんな感じになってしまうのでありました。