一泊の予定で秩父に来たのですが、宿に泊まり、温泉にどっぶりと浸かり、晩ご飯と朝ご飯を食べて、次の日はそば打ち体験が含まれているというので楽しんできました。
僕自身は自分でもそば打ちをするのですが、ほとんど我流だったので、本格的なそば打ちというのは今回が初めてで非常に楽しみです。
そば打ち体験会場に着くと既に準備ができていました。大きなまな板・のし棒・包丁、そして、そば粉は既にタライの中に入っていました。
そば粉の量は三合で、そばになると大盛り二人前くらいだそうです。また、小麦粉との比率は5:5でやるとのことで、完成すると五割蕎麦ができるということですね
水はビールグラスに半分ほどが二つ。一個は最初に使い、もう一個はこねている最中に少しずつ投入する用だそうです。
さてと。手を洗ってそば打ちの開始です。作り方を順を追って書いていきますね。
1.こねる
まずタライの中に富士山みたいな感じでそば粉の山を作り真ん中に穴を開けます。そこにまずグラス半分の水を投入し、かき混ぜていきます。
まんべんなく水が行き届いたら二個目のグラスに入っている水を二回に分けて投入します。
この段階ではよく『ダマになりつつそれがくっつかないのが理想。』などと言われていますが、水を染み込んだそば粉が均等な粒になるようにするのが良いんだそうです。
そして、全ての水を入れ終わると大体ちょうどよい硬さになって来るので、一つにまとめます。大きな玉を作ってそれをこねる。と、いう感じですね。
時計回りに回しつつ外側を中に押し込んでいく雰囲気でしょうかね。このときに筋があるとのしたときに裂け目になるのでそーいうのが出ないように練っていきます。
2.伸ばす
こねてできたそばの玉を軽く押したいらにし、打ち粉を軽くふります。そしてのし棒で広げていきます。
この時45度ずつそばを回して均一にしていきます。最初から四角くのすのではなく、丸くなるようにのしていきます。
のし棒を二往復したら45度ソバを回す。これを繰り返し大体2mmくらいの厚さにしていきます。
2mmくらいの厚さになったらのし棒に巻きつけて二回転がします。のし棒にソバの皮(というのかな?)を巻きつけたまま上から下まで転がします。
二回転がしたらのし棒を縦にしてそばの皮を広げます。今度は90度回転する。ということですね。そして、またのし棒に巻きつけて上に書いたことをやります。
これをひたすら続けるとだんだん四角いそばの皮ができます。
大体1mm強の厚さ(薄さ)になったらドバーっと広げます。そして、更に1mmくらいになるように伸ばしていきます。このとき、四角形にするためにカドを立たせつつのしていくと形が美しくなります。
大体1mm程度の薄さになったら完成。折りたたんでいきます。折りたたみはそば切り包丁の刃渡りより5cmほど短くします。
3.切る
そばの皮の上から下に力強く押し下げる。という感じで、刺身を切るような動作は必要ありません。
左側にはあて木があるのでそれに沿って垂直に切っていきます。
包丁がまな板に届いたとき気持ち包丁を左に倒すとあて木がずれるのでそれが次に切る位置になります。なので、左手はぎゅっとそばを押さえるのではなく軽く持っている。って感じですね。で、左手でずらすのではなく、包丁をちょっと左側にずらすだけで次の切り位置が決定する。って感じで進みます。
いやぁ。半分程進むともう汗だくです。切るのはほんとうに疲れます。ふぅ。
以上で作成の工程は終了ですね。いやぁ。疲れた。
4.茹でる
たっぷりのお湯の中に自分で作ったそばを投入します。約1分30秒茹でて、サクと引き上げて冷たい水に投入してザルの上にのせて完了。
いやぁ。五割蕎麦だからか、短く切れずにちゃんと長い蕎麦ができました。
5.食べる
自分で打った蕎麦というのは美味しいですねぇ。僕が自分でそばを打つときはパスタマシンを使い、そばの太さが均等になるようにして、切る工程をある意味バイパスしてしまいますf(^^;;。そばって太さが均等のほうが美味いんですよね。太さがばらばらだと茹ですぎていたり半生の部分があったりしてちっとも美味くない。切るのは大変だぁ。と、感じるのはその部分ですね。
あと、そばは作り始めてから食べ終わるまで、大体一時間程度でしょうかね。うどんと違って熟成させる必要がないのであっと言う間に作って食べて、はいおなかいっぱい。ってのが良いと思います。
と、いうことで今までは見様見真似で、我流でそばを打っていたのですが、今回は中々勉強になりました。今度は自宅で再度復習などしてみたいと思います;-)。
秩父。ははそ食堂。 よりリンクがあります。
https://motsuyaki.org/2018/03/post_3897.html