と、いうことで数回にわたり極東ロシアの旅の紀行的なものを書いてきましたが、おおよそ前回の ロシアに行ってきました。ウラジオストク。 で完結です。
で、今回、極東ではありますが、ロシアの旅をしてみて思ったことを最後に書いて終わりにしたいと思います。
0. 通用する言語。
ホテルの人は外国人と接している機会が多いので英語・ロシア語の両方をしゃべれる人が多いです。極まれにかたことの日本語をしゃべれる人もいます。
レストランやお店では店員さんは当然地元の人なのでロシア語オンリー。レストランに入ってお店の人がいる前で日本人同士で「どうする?」とか話していると店員さんがいきなり怒り出して「日本語は解らないんだっ!!」と、ロシア語で言ってきます。
後、レストランによってはロシア語のメニューの他に英語のメニューを置いてあるお店があるので、お店の人の判断で英語のメニューが出てくる場合があるかもしれません。ロシア語ができないのであれば一応「英語のメニューはありますか?」と聞いてみるのも良いかも。
1. 日本車たくさん。
ハバロフスクもウラジオストクも道には日本車があふれております。日本車以外の車を探す方が大変なような感じ。で、ハンドルは右・左のどちらの車も走っています。もう建物がなくて、車ばかりしか見ていないのであればそれはまるで日本のようでした。2tトラックなんかはパネルに日本の企業の名前なんかが書かれていたのも平気で走っています。すげ。
ただ、中古の日本車なので日本の排気ガス規制に通らなかった自動車がロシアで走っているんだろうなぁ。という感じはします。ディーゼル車なんかは触媒取っていて煙もくもくはいて走っているやつとか。
つまりは、日本の空気がきれいになっても、廃車にしなければ地球上の空気はきれいにならない。ということですね。
あと、車は右側通行です。今回市内を散策して、信号のある横断歩道を渡って初めて思ったのですが、車が左側通行のほうが、歩行者に優しいのですね。
例えば二車線の横断歩道を渡った場合、日本の場合だと道の半分を過ぎると「ふぅ。」とか言ってゆっくり歩くんだけど、右側通行の場合、それやると右折もしくは左折した車が歩いているところに突っ込んでくる感じ。ちょっと恐怖です。なので横断歩道を渡るときにはすべて全力で渡りきったほうがよいと思いました。
2. トイレは有料。
ホテルとかその手のところにあるトイレは当然無料なのですが、町中や公園にある公衆便所とか、市場みたいなところにあるトイレは有料となっています。料金は 10〜15ルーブル。日本円に直すと一回30〜45yen程度と言う感じでしょうか。
この写真はハバロフスクの中央市場にある有料トイレで撮ってきた写真ですが、
大きいのをする場合、日本とは逆で扉側を向いてすることになります。便器の中の穴にストンと落とす感じで。水洗トイレの場合、水圧が弱いので的確に穴の中に入れた方がよいと思われます;-)。
紙は入り口付近にトイレットペーパーがあるのでそこからもいで、持ってトイレに入ります。トイレでの作業が済んだ後、紙がゴミとして出ると思いますが、それは流さずにカゴの中に入れて、それでシューリョー。となるようです。
3. コンビニ。
町中の至る所に写真のようなお店がたくさんあります。
掘っ立て小屋みたいなガラス張りの建物でガラスの部分には商品がたくさん展示してあります。お店の外にはクーラーボックスがあってそこにビールやコーラが入っている場合があります。お金を払うのは30cm四方のちっこい窓みたいなのがあって、中にお店の人がいるのでその窓からお金を払います。
だいたいの店員さんは携帯でお話していてほとんど相手してくれず、業務的に売ってくれる感じですがf(^^;;。それにしても、ガラスに張り付いている商品を注文する場合は商品名もしくはキリル文字が読めないとお買い物が非常に困難です。
ロシアはさぶい国なので、窓が小さいお店が多いらしいです。けど、気軽にビールやスナックなどが買えるので非常に重宝するお店です。
4. 日本との位置関係。
今回はハバロフスクとウラジオストクに行きました。どちらの街もホテルや町中では無線 ALNが利用できるのでiPhone4などを持って行った場合にはキャリアに接続せずともインターネットが利用できると思います。
ウラジオストクのホテルでiPhone4を利用して位置情報を取得してみました。
青ポッチが現在地で、右側に日本を表示してみました。緯度的にはほとんど札幌・小樽と一緒ですかね。「日本から非常に近いヨーロッパ」と言われているのもある意味うなずけます。ただ、飛行機は毎日飛んでいるわけではないのでやっぱりちょっと遠いかもしれないですね。
5. おみやげ。
パッケージにキリル文字が書かれているとやっぱり「おみやげ」って感じがしますよね。スーパーでチョコとかスナック菓子などを買ってそれをお土産と称して日本に帰ってきて配るのが一番よいような気がします;-)。
こーいうのは「要らないよー。」とか思っても、並んでいるのを見ると「なかなか良いねぇ。」となってしまうのはやっぱり旅しているからでしょうかね;-)。
ハバロフスクの中央市場やウラジオストクの24H営業のスーパーではキャビアというのは全く見かけませんでした。たぶんデパ地下みたいな、ちょっと高級食材を扱っているお店に行かないとないのでしょうなぁ。まぁ、もしあったとしても本物の場合はちっこい缶でも6,000ルーブルくらいするのでほぼ手は出ないのでありますがf(^^;;。
6. 目の色と髪の色。
いやはや。いろいろな人がいますね。黒い目・灰色の目・青い目、髪の色も金・銀・白・黒・赤。まぁ、銀と白はお年を召した人に多いですがf(^^;;。
例えば結婚相手を探すときに日本人の場合だと容姿端麗・背の高い人などが選択対象となると思うのですが、この国の人の場合そこに目の色や髪の色とかが入っているのかなぁ?「あの人、かっこよくて背が高くてステキなんだけど、目が青くないので、ちょっと残念。」みたいになるのかなぁ?そーなるともうコーディネータになるしか無いよねぇ(ガンダムSEED参照;-)。
とまぁ、こんな感じでロシアを旅して思ったことを箇条書きにツラツラ書いてみました。最近は日本人に対してと言うか旅行者に対してそんなに厳しいイメージは無いみたいなので旅をするのにもそれなりに良いのではないかと思いました。暑い南の島よりもさぶいところのほうが、僕は好きだしねぇ;-)。
最後にですが、最近、極東ロシアでは観光客の勧誘に力を入れているそうです。2009年に訪れた全世界からの観光客は約4,600人、2010年は5,400人だったそうです。日本からは2010年で4,000人を目指していたそうで、今年は5,000人くらいなのかなぁ? 僕もその内の一人に、どうやらなれたようです;-)。
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