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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






釣り時どき仕事。

『本棚を整理しよう』カテゴリです。今回読了したのは夢枕獏の「釣り時どき仕事」です。

前回読了した野田知佑の「魚眼漫遊大雑記」の解説で著者が書いているのですが、その流れでこの本を読んだ。と、いうのがその流れでしょうか。

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しかし、確か、購入したときも同じ目的で購入したような気がします。『へー。夢枕獏って釣り好きなんだー。』でもって、それ系の本も出ているんだぁ。などと思い、この本を購入した記憶があります。

 
著者は様々なジャンルの本を書いているようですが、僕はどちらかと言うと、著者の本が好きですね。この本は著者の釣りの二冊目の本らしいです。

そして、僕が持っている著者の本、それはまだ本棚にあるのですが「神々の山巓」も持っています。これはまた日を改めて読み直してみたいと思っていますが。

しかし、書いて、釣りをして。この本を読むと著者の忙しさが伝わってきますが、僕もする”釣り”ってのは生活においても重要な生きる糧として必要なのであるのだなぁ。と思うのであります;-)。

魚眼漫遊大雑記。

『本棚を整理しよう』カテゴリーです。今回読了したのは野田知佑の「魚眼漫遊大雑記」です。あとがきにありましたが、本文は著者が若い頃雑誌で取材したモノが文章になって、それをまとめて一冊の本にしたものであるようです。

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日本の川を旅する」に続く著者の二冊目の本であると思われます。

世界を旅した話が書かれているのですが、今から大体30-40年くらい前の話になるでしょうかねぇ。今となっては時代的には随分と古い話になりますが、当時を思い出して『あーあー。そーそー。』などと思いつつ読み進むのも中々面白いです。

あと、著者の本はこのあとカヌーの話がドドドと続いていくわけですが、本当に釣りもしくは手づかみが好きな人なんだねぇ。ってのが感じとれる本でした。

ちなみにこの文庫本の解説はあの、ちょー多忙で釣り好きな作家、夢枕獏氏が書かれています。こちらも読み応えありです;-)。

釣り好きには読んでいてなかなか思い白い一冊です。

長崎ルパン物語。

比較的濃いぃ本を読了したので、この辺りでちょっとエッセイちっくな本を読みたくなりました。あ。本棚を整理しようなカテゴリのエントリーです。

今回読了したのは木村晋介の「長崎ルパン物語」です。著者の本は過去に何冊か登場していますね。著者の本の読了は今回が四冊目ですかね。

司法試験に合格して長崎で研修している時代のことが書かれている本ですが、他にも短編的なエッセイが掲載されています。

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僕は一回だけ長崎に行ったことがあるのですが、イマイチ記憶に無いんですよね。なので、その時を思い浮かべて読んだんですけども。
あ。一点だけ。長崎駅は終着駅なのですが、駅のホームでは『長崎は今日も雨だった』が流れていたと記憶しております;-)。

 
この本の元本は本の雑誌社から出ているのですねぇ。で、文庫本は角川文庫です。この辺りはある意味ゴールデンなコースですね;-)。

解説は嵐山光三郎氏が担当しております。

エッセイに近い本なので、電車の中でサラサラと読み進むことができる本なのであります。

北極圏一万二千キロ。

『本棚を整理しよう』のエントリですが、今回はちょうど100回目でしょうかね。すると、僕の本棚からは100冊の本が無くなった。と、いうことになります。

このエントリを書き始めたのが なので、約三年かけて100冊を読破した。と、いうことになるでしょうか。会社への往復で読んでいたのでそんなペースかなぁ。

本棚にはまだまだあるので今後も読み進んでいく所存であります。

 
さて。今回の読了した本は前回の「北極に駆ける」に引き続き、植村直己の「北極圏一万二千キロ」です。

グリーンランドの下のほうから進みカナダに抜けてアラスカのコッツビュー(文中、著者は”コツビュー”と記載していました。どっちが正しいのか、僕にはちょっと解らないです;-) までの 12,000km を犬ぞりで旅したものを日記風にまとめた本です。と、いうか、多分日記に加筆修正してそれを本として出したんでしょうね。

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表紙の写真が良いですねぇ。本人がシブイ顔して写っている。

時々旅の経路の地図が載っているのですが、普段北極圏の地図を上から眺めたことがないので地図自体は中々新鮮に、『あれ?これはどこなの?』って感じで眺めつつ本を読み進んだのであります。

アラスカは後半に登場してくるので比較的単調に書かれていますね。例えばポイントバロー(「アラスカ物語」参照;-)なんかはサラリと書かれています。

それにしても二年がかりで12,000yenの犬ぞりの旅ですか・・。

 
著者の北極に関する本はもう一冊あるのですが、どうしようかなぁ。連チャンで読もうかなぁ。悩み中。

北極に駆ける。

今回読了したのは植村直己の「北極に駆ける」です。本のタイトルの字か”賭ける”じゃなくて”駆ける”なんですね。つまり、縦横無尽に駆け巡った本。と、いうことになりそうですね。

僕個人的には読み物系の本として北極の話が書かれている書籍は色々読んでいるのですが、そのほとんどがアラスカの話ですね。

で、今回の、植村直己が北極に行ったのはグリーンランドなので、北極点を挟んで反対側の話である。と、いうことになります。

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著者は南極に行く前に北極で犬ぞりと極地順応のためにまず北極で鍛えた。と、いう感じでしょうか。このあと、著者はあと二冊ほど、計三冊の北極に関する本を出すのかな。

 
夏のクソ暑い時期に氷点下30度の話を読むと多少は涼しくなるかなぁf(^^;;。

喰寝呑泄。

今回読了したのは椎名誠の「喰寝呑泄」です。この本は対談集ですね。著者の対談集としては過去に「ホネのような話」と「いま この人が好きだ!」を読了していますが、それに続く三冊目です。

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この本に記載されている対談はサントリーの季刊誌の中に掲載されていたモノのようです。
解説には(当時は)サントリーの部長だったと(著者が別の本の中に書いていたような気がする)谷浩志氏です。いやはやのメンバですね。

サントリーというと、著者の映画のエンドロールを見ていると必ずスポンサーとして掲載されていたりするし、仲間がいると繋がりが深くなりますね;-)。

 
本の中身についですが、いやー。濃いぃです。食べて呑んで寝て出すまで、様々なお話が出て来て、著者の奥深い専門的分野について堪能できるのではないかと思います。世界七大陸ノグソ制覇ってどんなだぁみたいな;-)。

対談のネタがある程度解っているだけに読み応え十分な対談集です;-)。

温泉問題。

今回読了したのは椎名誠の「温泉問題」。腰巻きには『思わず叫んでしまう、シーナ的オモシロ怪奇な13篇』と書かれています。つまりはそっち方面の本ですね;-)。

この本、あとがきがなくて、解説は著者本人が13篇を振り返りつつ、自身が書いている。と、いうのも中々面白いのであります。

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ちょっとネタばらし的ですが、『考える巨人』と、いう短編は、以前に読んだ「ねじのかいてん。」の中にあった『パンツをはいたウルトラマン』に通じるモノがありますなぁ。

そして、この系統の本の中には時々「武装島田倉庫」の世界観の物語の単発が入っていたりして、そーいうのを拾い読みしていくのも面白いのであります。短編集だと頭をサっと切り替えて、あーあー。そーそー。あの世界だね。と、いう感じで読み進むのであります。

 
タイトルにもにっている『温泉問題』なる短編。最後はどのような展開になっていくでありましょうか・・。

日本の川を旅する。

本棚を整理しようカテゴリです。
今回読了したのは野田知佑の「日本の川を旅する」です。

この本は僕も四回目くらい読んでいると思います。あ。今回読んだのも含めて四回目くらいですね。どうして “僕も” なのか? と言えば、今回読了したのは文庫本のほうなのですが、解説は椎名誠氏が書いております。彼はこの本は合計四回読んだ。と書いているんですね。本編も良いですが、あとがきも中々読み応えがあります;-)。

と、いうことで本編のほうにちょっと触れてみたいと思いますが、日本の川を北のほうから順番に、計14本の川を下っていきます。一本目は 釧路川 ですね。著者と釧路川というのは椎名誠氏が書いた「岳物語」にも登場します。
また、椎名誠氏はとある本の中(題名失念「いま この人が好きだ!」だったかな?)で、『「旅」という本の連載でカヌーの旅をしている著者と会いたい。』と書いていたと思います。その後亀山湖で会い、今のような関係にずんずんと入っていくんですが、読んでいて確かに面白い。

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僕がこの本を文庫で一番最初に読んだのは今から20年くらい前ですが、当時仲間内でキャンプしていた頃、やはりオープンデッキのカナディアンを持っていた人がいたりしました。スラローム艇を持っている人はいなかったかな。
で、そのキャンプの仲間はみなこの本は一度は読んでいる連中でした;-)。

別に川を降らなくとも良いのですが、旅に出たくなる一冊です。魚を釣りたくなる一冊です。綺麗な川で思いっきり遊びたくなる一冊です;-)。

日本の川行政に対する辛口なコメントや、オヤジギャグっぽいボケなど、ズンズンと世界に入り込んでいけます。

 
ちなみに著者の本は文庫でまだまだあります。BE-PAL に連載しているので「のんびり行こうぜ」系の本もまだまだたくさん、文庫やハード本でたくさんあったりします。今後、どんどん読み進んでいく予定です;-)。

黄色い信号機。

今回読了したのは沢野ひとしの「黄色い信号機」。文庫で読んだのですが、もとの本は本の雑誌社から出た本のようです。本の雑誌社の本て中々文庫本にならないんですけどねぇ。

と、いうことでこの本は短編がドドドと掲載されています。ほとんどが2,3ページで一話完結。
きっと「本の雑誌」のコラム的なページに書き綴ったのを一冊の本にまちめたモノなのかな?僕は「本の雑誌」というのは一回も買ったことがないのでいまいちよく解らないのですがf(^^;;。

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と、いうことで、読み進むとなんか『沢野ひとし版岳物語』か?と思えてきます。これを私小説というには各短編は短すぎるし、かと言って小説風に読まずにふつーのコラムとして読むと『著者の生活は大丈夫か?』などと心配になって来ます。

超短編私小説として読むのが一番よいのかな?;-)。「キャッチャーナイス」なんてのはけっこうほんわかしていて著者とそれを取り巻く家族との接し方などが読み取れます。

短編がドドドと収められているので、どこから読んでも完結するのがこの本の良いところかな;-)。

くじらの朝がえり。

今回読了したのは椎名誠の「くじらの朝がえり」です。ゴールデンウィークをはさんでの読了になるのですが、書かれている内容は毎週の雑誌の中の一話なのでちょっとした時間切れても特に問題なく読み進むことができました。

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新宿赤マント系の本ですが、この本はちょうど10冊目になるようです。

赤マント系も随分と継続していますねぇ。とか言いつつ、この本が出たのは2000年03月だそうで、今は2015年です。更に継続してこの本のシリーズもじゃんじゃん出ているのでしょうなぁ。

 
さて。ちょっと前に「飛ぶ男、噛む女」という本を読了して読者(それはつまりこのブログのエントリを書いている人のとこでありますね)は頭がこんがらがり『著者は大丈夫かぁ?』など多少なりとも心配してしまったのですが、今回、この「くじらの朝がえり」を読んでみて一安心。と、いうか、あぁ。なるほどね。やっぱり狙って書いたのね。と、うなづかせてくれました;-)。

と、いうのも、本書の中でときどき『今非常にややこしい本を書いている。』とか『森を見ると飛び降りたくなる。』とか、随所に「飛ぶ男、噛む女」に関するネタが散りばめられているので、それを読んだときに『あ。こないだ読了した本と書いている時期が大体一緒なのね。』などと、状況が読み取れるんですね。

本棚からたまたま手に取った本が、前回読んで頭がこんがらがってしまった本を書いている時期に同時進行で進んでいたのね。と、いう、非常に偶然が重なった一冊だったのであります。