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筆者プロフィール

名前は「たかちゃん」とか「たかじろう」などと呼ばれています。

長野県須坂市生まれですが、ここ数年は埼玉県と接している下町に棲んでいます。

この「よろずなブログ。」の他に食べ物系をメインとする「もつ焼き・オリジナル」と、PC・OS・コンピュータ全般のネタをメインとする「かけまわる子犬。」の三つを使い分けつつ継続して書き連ねています。

宜しくお願いします。






神々の山巓 (上)。

今回読了したのは夢枕獏の「神々の巓」です。今年の三月に映画公開する。と、いう情報を仕入れて、『これは是非見に行きたい映画だ。』などと思ったのであります。で、映画を見る前に是非とも原作を再度読まねばならぬ。などと思い、本棚から取り出したしたいであります。

とわ言っても読み終わったのはまだ上巻のみ、上巻を読み終わると下巻が待っております;-)。

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この本は今回が読むのは三回目になります。面白いので何回か読み直しているんですけどね。

と、いうかロマリーのカメラを発見した。と、いうところからズンズンと物語に引き込まれていきます。ドドドっとストーリーが押し寄せてくるんですね。読んでいても面白い面白い。分厚い本なのですが、電車の中の往復であっという間に読んでしまいました。そして、早く下巻を読むぞぉ。などと思い、今は下巻を読んでいる最中なのであります;-)。

あめんぼ号の冒険。

今回読了したのは椎名誠の「あめんぼ号の冒険」です。そんなに厚くはない本なので、年内でちょうど読み終わる本としてこれを本棚がチョイスしました。年明けは新しい本を読み始めることができます。

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この本は、雰囲気的には小学生向けの本ですね。内容も著者の幼年期のころの物語が書かれています。お話は全部で三話。

・あめんぼ号の冒険
・ぼくたちのトロッコ鉄道
・サンチョ山の秘密基地

当初は『あめんぼ号の冒険』のみの本ですが、そのあと書き下ろしで他の二話が追加され、一冊の本になったようですが、僕はその文庫本を購入した。と、いうことですね。

『あめんぼ号の冒険』はイカダで川下りをするお話。僕は一時期海浜幕張のベイタウンに住んでいたことがあったので、川の名前などは良くっています。
そして、『ぼくたちのトロッコ鉄道』はベイタウンなどを造るめに埋め立てしているときのお話。もう一個『サンチョ山の秘密基地』は幻灯機のお話ですね。

どれも子供に解りやすい文章で書かれているので、大人でも読みやすいです;-)。

 
昭和生まれの人は子供の頃体験したであろう楽しい、そして懐かしいお話が詰まった一冊なのであります。

川を下って都会の中へ。

最近は本の話と銭湯の話しかないような気がしないでもないのですが、ネタがそれしか無い。と、いうことなのでしょうなぁf(^^;;。

今回読了したのは野田知佑の「川を下って都会の中へ」です。著者の本はこれで四冊を読み終わりました。

この本はアウトドア雑誌『BE-PAL』に連載されている著者の「のんびり行こうぜ」を単行本化した、その文庫本版ですね。

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話の内容は1986年春から1987秋までのことが書かれているのですが、いやはや。今から30年前の話ですか・・。
文庫の第一刷りの発行は平成三年十一月二十五日と書いてあるのでそれでも20年以上前になりますねぇ。

僕の手元にあるのは平成五年の第五刷りなので、それでも22年前ですね。このころは確かに僕もアウトドアしていて『BE-PAL』の定期購読者でもあったんですけど;-)。

この文庫、解説は珍しく沢野ひとし氏が担当しております。著者に対する思い・感じた点が書かれていて中々おもしろいですね;-)。

このあと、著者の本は久しぶりに立て続けに読んでみたくなった;-)。

風のまつり。

「本棚を整理しようの」カテゴリです。今回読了したのは椎名誠の「風のまつり」です。

南の島での出来事を綴った、長編の小説ですね。

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久しぶりに『小説を読んだなぁ。』と思える一冊でした。本は毎日電車の中で読んでいるんですけどねぇ。

主人公が南の島に写真を撮りに行って、そこで色々な事象に巻き込まれ、出会いと別れがあって。と、いう一冊ですね。

雰囲気的には「さよなら、海の女たち」に通じるモノがあるかなぁ。とは思うのですが、読んでいくとグイグイ引き込まれていきます。最後には誤解が解けて良かった良かった。

 
この本は僕が買った最後の本になるかなぁ。2007年6月第一刷りですが、多分、これ移行、文庫本は買わなくなっていったような気がします。文庫本自体が500yenを越えて新刊本との差額が少なく感じていく時代背景があるでしょうかねぇ。

なので、これ以降、著者やあや探系の動きには本当に疎くなって行ったような気がします。で、このエントリを立てて、過去に購入した本を順番に読み進んでいく。と、いうことになったんですけどもね。

通勤電車なるほど雑学事典。

今回のエントリは「本棚を整理しようの」カテゴリです。今回読了したのは今まで読了した本の中でもちょっと違う方向の本でしょうかね。川嶋令三の「通勤電車なるほど雑学事典」です。

著者はそのスジでは有名な方ですね。『そのスジ』というのは鉄道方面でのことなのでありますが;-)。このブログにはカテゴリーとして”ちょっとだけ「鉄」”というのがありますが、僕は決して鉄ちゃんではないのですが、そこはかとなく、こっち方面の本も好きなのであります;-)。

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著者の鉄道関係の文庫本は実は何冊かあります。この本は本棚を眺めていたらあったので手に取って、今回読み返してみた。と、いう感じです。

この本は2001年03月第一刷りで書き下ろしだそうです。時期的には今から15年程度前の本なので、現状とはちょっと話が古いという感じでしょうかね。そーいう時期に読むと、著者の考えは当たったか?とか、そーそー。あの頃はそーだったよねぇ。などと、うなずきつつ読み進むことかできるのでありました;-)。

著者の本はまだ数冊あるので、怪しい探検隊方面の本に読み疲れたときに戻って来たいと思います。

“鉄”な話も良いねぇ;-)。

あるく魚とわらう風。

「本棚を整理しようの」カテゴリです。今回読了したのは椎名誠の「あるく魚とわらう風」です。

本棚から取り出したときはストーリーとか構成とか全然分かてなかったのですが、電車の中で読み始めて『おやまぁ。』などと思ってしまいました。前回読了した「フィルム旅芸人の記録」のほぼ続編ですね。

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日記形式である点と、内容が映画のお話で、そして、コンバットツアーのお話。腰巻きにある通りの内容となっております;-)。

旅の本なのか、映画の本なのかビミョーな位置づけですね。映画「白い馬」のコンバットツアーと、そのあとの「しずかなあやしい午後に」の製作とコンバットツアーについて書かれています。
ちなみに読者(つまりそれはこのエントリの著者のことですが)はDVDとして持っているので映画自体はいつでも見ることが可能な状態であります;-)。

「しずかなあやしい午後に」のDVDの中にあるホネフィルムのメンバの座談会は中々面白かったなぁ;-)。

と、いうことで、本棚から取り出した本はたまたま偶然に二冊づけて似たような本を取ってしまい、継続して読み進むことができたのでありました。

フィルム旅芸人の記録。

「本棚を整理しようの」カテゴリです。今回読了したのは椎名誠の「フィルム旅芸人の記録」です。

この本は映画『うみ・そら・さんごのいいつたえ』の制作からコンバットツアーまでが日記形式で書かれた一冊です。

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話はまず、石垣島に付いて、ロケを初めて麦茶の美味さに感動し、撮影終了。

その後は撮影したテープを映画として完成させるまで。

そして、出来上がった映画を日本全国の公民館・ホールなどで監督付きで上映する様子が書かれています。
いやー。著者はずいぶんとあちこち飛び回ってラーメン食べている。じゃなかった。色々なところで上映しているんですねぇ。

 
この本は下の部分が小さいフォントでコメントを書く欄があるのですが、コンバットツアーの様子が書かれています。『●袖口三奈子の巡業日記』というタイトルが付いています。

それにしても読んでいて感動しますねぇ。地方の協力してくれる人とのふれあいとかを読むと、目頭があつくなる部分が多々有りました。沖縄とか、北海道辺りのところを読むと目頭が熱くなります。

読者がそーなるのだから、当事者はもっと感動しているんだろうなぁ。と、いう気分です。

 
ちなみに、僕は映画館では映画は見ていないのですが、コンプリートDVDは持っています。そっちで映画を見ても、今回の上映物語である「うみ・そら・さんごのいいつたえ」は楽しい映画で、最後は感動したのでありました。

なので、本の横にDVDも並べて撮っています;-)。

転校生。

「本棚を整理しよう」カテゴリです。今回読了したのは沢野ひとしの「転校生」です。

「本の雑誌」に書いた短編を一冊の本にした。と、あとがきには書かれています。なるほど。色々なパターンの短編があり、それらを章立ててまとめて一冊の本になっている。と、いう感じがしました。

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この本は「本の雑誌」の編集長でもある椎名誠氏が解説を書いております。中々珍しいですねぇ。

さて。本の内容ですが、この本のタイトルにもなっている一遍「転校生」はちょっと長い恋愛物語という感じでしょうかね。
「太田トクヤ傳」は変わった角度から書かれているので中々面白いです;-)。

雰囲気的には「東京ラブシック・ブルース。」の中のでの出来事的な仕上がりになっています。短編も多いのですが、ぽつんとある一遍。って感じでしょうかね。

肩肘張らずにすすすと読める一冊です。

怪しい探検隊不思議島へ行く。

『本棚を整理しよう』カテゴリです。前回の本は二日で読了したので、すぐさま新たしいのを本棚から取り出しました。今回読了したのは「怪しい探検隊不思議島へ行く」です。あや探シリーズの三冊目になります。

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この本は週刊宝石に掲載されていたものが一冊の本になってあや探シリーズとして出した。と、著者も単行本版あとがきで書いています。本来のシリーズものとはちょっと違っていますが、解説の三島悟氏によると、いやはや隊に突入する前の本当に最後の東ケト会の雰囲気が残っている本である。とのことです。

 
本のタイトルどおり、日本の色々な島に行っているのですが、僕が気になったのは以下の三つ。

千葉県の勝山にある、浮島。ここは最近ヤリイカ釣りに行くときに利用する船宿がある港の先にある島なんですよねぇ。なので、勝山港から船が出ると『なるほどねー。あの島なのねぇ。』などと、実際にじっくりと、港から出た船から眺めることができるのであります。

二番目は瀬戸内海の、由利島。これは、文中に写真があったり、沢野ひとし氏の挿絵があるのですが、もうぴーんっ!! と来ますね。『あ。ダッシュ島だ。』と。なるほど。確かにダッシュ島のようですね。テレビで無人島を開拓するはるか前に著者は電話をかけに、わざわざこの島に行っているんですね。ふむ。

でもって三っ目の島は根室の先のハボマイの国境の、イソシモリ島。僕は島には行ってはないですが去年根室半島には訪れているので、著者及び一緒に行った人が感じたような”北方領土”の雰囲気というか、根室半島に行ったことがある人の(多分)誰もが思う心境というのがそこはかとなく解るのでありました。

 
普段からアウトドア、それも東ケト会の頃のような、ちゃんとした装備ではない、そして、野宿好きな僕にとって、このシリーズは中々思い白いですね。

このあと、あや探シリーズはいやはや隊系にズズズとのめり込んでいくのかな? 文庫本版もそろそろ尽きるかな?確か「怪しい探検隊アフリカ乱入」はハードブックで買った記憶があるのだが・・。

あとでもう一度本棚を眺めてみよう。

南洋陽犬座り。

『本棚を整理しよう』カテゴリーです。今回読了したのは椎名誠の「南洋犬座り」です。この本は、著者の写真集的な、そこに文章がチロっと書いてあって、写真と文章を見つつ楽しむ本ですね。

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文庫本です。ちゃんとした本であるならば写真が大きいと思うのできっと楽しいのでしょうかねぇ。

あとがきには『どうして南陽犬座り』なのかが書かれているのでそれを読んで頂ければと思います。ちなみに著者の造語です。

この本は写真集的な要素が強い本なので活字が少ないです。なので電車のに往復で全て読了してしまいました。
じっくりと眺めつつの本ですね。